われわれが何かを食べた(飲んだ)時に虫歯菌が出した酸によって、
歯の表面が酸性になっていきます。
食べて(飲んで)すぐ、ほんの2~3分くらいでどんどん
酸性に傾いてゆきピークをむかえます。
その後新鮮な唾液がでることによって、酸は徐々に中和され
1時間くらいかけてゆっくりと元の中性に近いところに戻っていきます。
臨界pHを超えて酸性になっている間は、ずっと歯が溶けています。
つまり虫歯が進行している時間なのです。
この時間が長いほど危険なのです!
ところで、先ほど糖を摂ると虫歯菌のエサになるという話をしました。
ではどのような食品に糖は含まれるのでしょうか?
まず皆さんお分かりの通り、砂糖には糖が含まれていますね。
砂糖を使っている食品だけで非常にたくさんの種類があります。
しかし!それだけではないのです!
他にもあまり知られていませんが、虫歯をつくる食品はたくさんあるのです。
それらは唾液(つば)中のアミラーゼという分解酵素によって
糖に分解されるものなのです。
次回は、糖が含まれるものを順番に挙げていきましょう。