虫歯菌を移さない工夫

基本的な事を理解して頂けたでしょうか?
虫歯は細菌の感染によって引き起こされる感染症の一種です。
ご自分の口の中だけは綺麗だと思っていませんか?
実際は歯垢(プラーク)1グラムあたり、なんと1,000億(10の11乗)個以上の微生物が住んでいます。
体の中には約700種類もの細菌、真菌、等の微生物が住み着いています。そして体を正常に保つため

にも働いています。

 

しかし、中には悪さを起こすモノも居るのです。しかも歯垢の細菌達は自分達の身を守るために

バイオフィルム(一種の生体防御膜)を形成していますので一度住み着くと構成バランスを変えにくく、

また除去するのはなかなか大変です。
そんな虫歯菌達を、ちょっとした工夫で感染させないようにする事が出来ます。

感染の危険度が一番高いのは、保育者の口の中の微生物を直接に運んでしまう事です。

 

つまり、口で噛み砕いて柔らかくした物を与えたり、口移しであげることです。
これは、絶対に止めましょう。

お箸、食器等お子さんが直接触れる可能性のある物は気を付けましょう。

熱い食べもの・飲み物を冷やすために、保育者の口のそばで、スプーンを使ってフーフーするような

行為も止めましょう。

今では離乳食を作るための製品、ふた付スプーン内蔵のすりばち機能付離乳食器などがあります。

メーカーによって各種いろいろ作っていますが、ちょっとした工夫で家の中にも代用する物が有るはずです。
可能ならば、ある時期までは、そのお子さん用の専用品として使いましょう。

 

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