喫煙と歯のトラブル (喫煙と虫歯)

1. 喫煙によるだ液の緩衝能も下がります。歯周病(歯槽膿漏)が進んでいる人は、

歯の根元が露出してますので(露出象牙質はpH:5.7~6.2で溶け始める)、

エナメル質(pH:5.5~5.7で溶け始める)よりも中性に近い状態で虫歯が進行します。

 

2. 歯の表面(特に裏側)は、俗にヤニと呼ばれている煙の中のタール分がこびり付きます。

この部位は歯垢(plaque=プラーク)が沈着しやすくなります。
これは虫歯を起しやし環境を意味しています。

 

3. また歯石の沈着をも増進させます。これは歯周病の発症や進行を助けます。

 

4. ヤニを気にするあまり、研磨成分が強い歯磨剤で歯を磨き(削り!)ますと、

必要以上に歯牙表面をエグルほど磨いて(削り!)しまいますので注意が必要です。
ヤニ取り効果が高いとか、歯を白くしますとか書いてある製品(日本製に限る)を使って

歯磨きをする場合は、細心の注意を払いましょう。
当然、歯や歯肉の寿命を縮めてしまいます。

 

5. タバコの副流煙(ふくりゅうえん、間接喫煙=受動的喫煙)を吸わされている子どもは

虫歯のリスクが高まります

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