各年齢ステージにおける虫歯予防(生後19~36ヶ月)

~生後19~36ヶ月は最も虫歯菌が住み着きやすい!~

( 専門的用語: window of infectivity )

 

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいませんが、乳歯が生えてくると、

生後19~36ヶ月の期間に虫歯菌が家族内、特にお母さんからの感染が多いことが解かってきました。
まず家族みんなが虫歯のない清潔な口を保つことが重要です。

 

虫歯菌(特にミュータンスレンサ球菌)は糖分を多く取ると他の細菌よりも歯に付着しやすくなりますので、

この時期には特に甘いもの(飴や飲み物など)をだらだらと長い時間与えることはやめてください。
ミュータンスレンサ球菌が多く感染するとカリエスリスク(虫歯になる危険性)が高くなり、

このままでは一生虫歯になりやすくなってしまいます。

 

しかも一度この状態を作りますと、良い環境にし直すことが(いわゆる除菌法:3DS)なかなか大変です。
現在では、キシリトールを長期間使用したり、PMTC法の後クロルヘキシジン製剤を使用したりと難しいのが現状です。

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