かみ合わせと予防歯科

~ 現代人は歯並び、噛み合わせが悪い人が多くなってきている、といわれております ~

 

その原因はどこにあるのでしょうか?

現代の日本人は柔らかいものを食べることが多く、

噛みごたえのあるものを食べなくなってきているからであると言われています。
すなわち堅いものを食べないから顎が発達しない。
だから歯が並びきらなくて歯並び、噛み合わせが悪くなる、と言われています。

 

たしかにそれも原因の一つでしょうが、すべてではありません。
もしそうだとしたら、ファストフードを多く食べているアメリカ人は不正咬合の人で

あふれてしまうでしょう。でも実際はそうではありません。
それではなぜでしょう?

 

顎の成長発育は生まれた瞬間から始まっています。

(実際は精子と卵子が受精した瞬間からですが、母体にいる間はここでは考えない。)

顎は噛むことと舌により刺激を受けて成長します。
新生児、乳幼児は歯が無くても母乳(乳首)を噛むような顎の動きをして飲みます。
この時期、母乳が出すぎる母親、穴の大きい哺乳ビンで育てられると、

ちゃんと筋肉を使って吸ったり噛まなくても口をつけているだけで

口の中にミルクが入ってきておなかがいっぱいになってしまいます。
赤ちゃんにとっては楽ですが、これでは顎はしっかりと成長発育しません。

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