かみ合わせと予防歯科

~ 歯科矯正の必要性について ~

 

その他にも、不正咬合による悪影響としては。

A:虫歯や歯槽膿漏になりやすい。
これは、歯が重なり合ったところは歯磨きが十分にできず、

そのためそこから虫歯や歯槽膿漏に進行しやすいためです。(写真参照)

写真①で、矢印↓の歯は前の歯に重なっているため一見すると

                        健康な歯に見えます。

しかし写真②のように、矯正治療により歯をそろえていくと、

今まで見えなかった所がよく見えるようになり、そこには大きな虫歯がありました(矢印↓の部分)。

 

 

このように歯が重なり合った部分は歯磨きがしにくいため虫歯になりやすく、虫
歯になっても気づきにくいのです。

B:良く噛めなかったり発音が良く出来ない。
噛み合わせが悪ければ良く噛めないというのは、どなたでも解るかと思いますが、

発音もはっきりできないこともあります。
すき間があればそこから息が漏れるし、噛み合わせによってはタ行、サ行、ラ行などの発音に影響します。
英語等の発音にも関係してくるので国際人を目指す人は早めに治したほうが良いでしょう。

C:顔や背骨が歪む。
噛み合わせが右側と左側とで違う場合、顔が左右非対称に成長していくため、顔が歪んでしまいます。
また、その影響で背骨が左右非対称になり、姿勢にも影響することがあります。

以上のように、歯並び噛みあわせと全身の健康、また不正咬合による悪影響を書きましたが、

予防の観点から言えば、不正咬合があれば早期に治療が必要であるし、

よく噛むことが、病気の予防になるともいえるでしょう。

ページトップへ